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Save Point(セーブポイント)は、発注連絡から納品まで、制作業務を一括管理できるツール。多種多様な大量のデータをやりとりしなければいけないゲームやアニメ制作などの業種に支持されています。
複数の制作スケジュールをSave Point上でまとめて管理できる工程のスレッドでメッセージや制作物のやり取りができます。メールやチャットツール、アップロードソフトは必要ありません。
Save Pointには画像にコメントを追記する機能があり、訂正のニュアンスやミスの修正指示をはっきり伝えることができます。画像を重ね、切り替えて見比べる画像比較機能を使い、修正指示の抜け漏れのチェックも簡単。
Web上でプレビューを見ることができるので、データファイルのダウンロードが不要。ダウンロードして確認する手間、ダウンロードしたファイルを削除する手間は、1回1回は小さくても、あなどれない“塵も積もれば山となる”の無駄な時間なので、それがなくなるのは地味にうれしいポイント。
PhotoshopやCLIP STUDIO PAINTファイルに対応しているので、広告や漫画制作などの業界ではコミュニケーションの効率を高めてくれます。
スレッド単位で各工程のメッセージや制作物のやり取りができるので、メールやチャットツールなどでのコミュニケーションのわずらわしさが減ります。
メール本文のURLからデータ共有サービスへ移動したり、素材のダウンロードの時間、PhotoshopやCLIP STUDIO PAINTでデータの確認する作業、過去のメールを探してフィードバックを確認する…などなど、細かい工数を減らすことができます。
効率化の項目の効果で、クリエイティブに専念する時間を確保できます。
制作上のやりとりも含んだ全ての過程をSave Pointのみで完結できるので、共有フォルダや過去のCD、DVDなどからデータを探しまわる必要は無くなります。
そのため、紛失などのヒューマンエラーを防止できます。
ディレクターにとっては進捗を見える化するツール、デザイナーにとっては制作の一手間を削減するツールのSave Pointは、過去の案件のデータを全て保管、共有できるので、会社の資産としてナレッジ化していくことができます。
事例01
グラム
「メンバー間の情報の統一ができるように」
課題01 | メンバー間の情報共有やスケジュール管理が必要 |
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課題02 | アイデアやナレッジが蓄積されていなかった |
引用元:Save Point
https://www.savept.com/2020/08/26/gramn/
Save Pointのスレッドビューに企画会議の内容は全て保存。過去に議論された内容がナレッジとして蓄積されているため、その場にいなかったメンバーも話し合いの内容や情報をキャッチできるようになりました。
情報は多いですが、ラベルの色やサムネイルなど視覚的に分かりやすいため情報の見落としがほとんどありません。コミュニケーションが見える化されることでメンバー間の情報が統一でき、効率性もアップしました。
事例02
ミクシィ
「コミュニケーションのすれ違いがなくなった」
課題01 | コミュニケーションのすれ違いトラブルを防止したい |
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課題02 | イラスト製作工程のロールバックを避けたかった |
課題03 | 属人化しやすいナレッジを蓄積したかった |
引用元:Save Point
https://www.savept.com/2020/01/21/mixi/
Save Pointを導入したことで修正指示や監修が全てログに残せるようになりました。
コミュニケーションのログを案件やスレッドごとに分かれて探すことができすぐに確認できるため「言った・言わない」問題など、コミュニケーションのすれ違いがなくなりました。
ログが残るということはナレッジが蓄積されるということ。
判断基準の共有や、全てオープンなのでメンバーの上手なディレクションなど間近で見ることができて勉強にもなっています。
事例03
DeNA
「チリツモ工数を減らしてコストも削減」
課題01 | クリエイティブ制作フローが統一されていなかった |
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課題02 | クリエイターの隙間工数を削減したかった |
課題03 | 個々の作業内容のマネジメントをしたかった |
引用元:Save Point
https://www.savept.com/2020/01/15/dena/
ゲーム事業部のクリエイティブ制作における業務フローの整理を行い、進捗状況、制作点数の見える化を実現。
やり取りのログや素材など全てが一元管理されるようになり、PSDデータやclipデータもそのままプレビューできるようになったため制作管理のチリツモ工数を大幅に削減することができました。
複数部署にまたがってアカウント管理を行っていましたが、どの部署の誰がアカウントを持っているのか確認できる点も魅力的です。コスト削減にも繋がっています。
事例04
豊国印刷
「作業工程が可視化され業務の効率性アップ」
課題01 | 告知バナー制作を効率的に行いたかった |
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課題02 | 制作の過程が記憶任せになってしまっていた |
課題03 | 制作品質のイメージ共有が難しかった |
引用元:Save Point
https://www.savept.com/2019/11/26/toyokuni/
月に200本近いバナーを納品する際コミュニケーションにかかるコストが増えていましたが、Save Pointを導入したことで制作進行を管理。
やり取りや制作の流れが縦につながってみることができ、メンバー全員で同時に共有できるようになって進捗管理が効率的になりました。すべての発注物を一覧管理できるようにも。絵やビジュアルにフォーカスしたツールなので直感的に操作できます。
具体的な修正指示を出せるようになって引継ぎもスムーズになりました。
事例05
ゲシピ
「クオリティの平準化にも繋がった」
課題01 | 多数のツールを使用していて業務が非効率になっていた |
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課題02 | 動画データの受け渡しに時間がかかっていた |
引用元:Save Point
https://www.savept.com/2019/08/08/gecipe/
Save Pointでは、フリーのアップロードツールを使用していたときに起きていたデータの破損問題がおこらないため、無駄な時間を削減できて、データの保全性にも繋がっています。
また動画をダウンロードせずそのままプレビューできるため、管理ミスによる二度手間三度手間が全くなくなりました。結果として大幅に業務の効率性がアップしました。
とても分かりやすいUIのためメンバー全員がすぐ使用でき、業務の透明化やクオリティの平準化も達成することができました。
WonderPlanet/LIBER/LANDHO!/MAGES./MARVELOUS!/FujiGames/dwango/DMM GAMES/ゲシピ/grimoire/Gramn/面白法人カヤック/IGNIS/anixare/Akatsukiなど
Save Point for アニメ アニメ業界の働き方改革を目指し、実際の制作現場で機能検証を開始との事です。
— いがらしなおみ (@kurumikun) December 3, 2019
.TooのSHOTGUNみたいなものなのかな?https://t.co/IsuClrNZyX
マッドハウスのようなアニメ会社の制作進行の業務は、関わる人すべてがPCまたはiPadとネット回線を所持していればSHOTGUNとかBrushupとかSave Pointで負担量を削減出来ると思うんだけど、同じ業界で導入しているところ無いのかな、どうなんだろう。
— ゆぐもん (@yugmon) April 23, 2019
映像制作などでもBacklogいいかもしれないな。アニメだと最近出てきたのはSave Point for アニメか。ちょっと見ておこう。
— ごっつ (@h_gocchi) April 14, 2020
アニメやゲームなどの事例が多く、公式サイトでも「多彩なゲームアセットへの対応」との記載があることから、やはりアニメ・ゲーム業界に向いていると言えるでしょう。
クリエイティブ管理ツールは、Save Point以外にも多彩なものがリリースされています。以下にまとめていますので、参考にしてください。
クリエイティブ制作向きの
プロジェクト管理ツール
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