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このページでは、広告管理ツールについて紹介しています。それぞれのツールの特徴や機能、利用料金などをまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
広告管理ツールとは、Web広告(GoogleやYahoo!、Facebook、Instagram、Twitterなど)を一元管理できるツールです。このツールの導入によって広告運用に関わってくるデータの集計や分析、管理といった作業に必要な時間を大幅に削減することが可能。自動でデータを集計してレポートを作成してくれるものが多く、そのデータを利用して今後の運用について検討も行えるようになるでしょう。
現在はさまざまなメディアを活用して広告出稿を行っている企業も多いことから、複数の広告を横断的に管理できる機能を備えたツールも登場しています。
広告管理ツールを導入すると、さまざまなメリットが得られます。ここでは、考えられるメリットを3つ見ていきましょう。
広告管理ツールの導入によって、複数の広告の一元管理が可能になります。広告出稿を行う場合、ひとつの媒体に出稿するのではなく、同時に複数の媒体に出稿するケースが多いため、それぞれの広告についてしっかりと管理を行っていく必要があります。
通常、複数の広告を管理するためにはそれぞれの管理ページにログインしなければならないため掲載する媒体が増えるほど作業が膨大になり、作業も煩雑になっていきます。しかし広告管理ツールで一元管理ができるようになると複数のデータを連携してチェックすることができ、それぞれの広告についてリアルタイムでの把握が可能になります。
また広告管理ツールの導入によって広告に関連する業務を効率化でき、担当者の作業負荷を減らすことにも繋がります。
インターネットでの広告配信には、関連作業がたくさん発生します。広告掲載枠を確保できるような入札額を決定する、また広告の実績を集計して成果を分析する、さらに分析結果から今後の対策を立てるといった作業が必要になり、さらにSEO対策などまで含まれてくると、担当者の負担が非常に大きくなってしまうことが予想されます。
広告管理ツールの導入によってそれぞれの作業が効率的に行えるようになるため、空いた時間を活用して生産性のある業務に取り組めるようになる、といった効果も期待できます。
インターネット広告の効果を高めるために必要なのは、出稿した結果の集計と解析です。正しく現状を把握し、改善点を見つけられれば、広告出稿の効果をどんどん上げていくことができます。
ただし、そのためには出稿に関するデータを一元管理してレポートにする必要があります。このレポートを作成するという作業はデータの集計から複雑な計算・入力作業が必要となってきますが、広告管理ツールの導入によってレポート作成の自動化が可能に。正しいレポートが自動で作成できるため、広告の効果もわかりやすく、今後の広告戦略も練りやすくなります。
現在、さまざまな広告管理ツールがあり、どれを導入したら良いか迷ってしまう場合もあるでしょう。そこで、おすすめの広告管理ツールを紹介しますので、参考にしてみてください。
引用元:AdFlow公式HP
(https://adflow.jp/creative-report/)
自動レポート作成、レポートフィルタ、タグ付け、CSVダウンロード、クリエイティブ一元管理、プロジェクト管理など、クリエイティブ分析や改善に必要な機能を多数搭載しています。
さらにAdFlow上で制作物の修正指示を行ったり、掲載イメージをワンクリックで確認できるため、イメージを掴みながら制作を進められます。さらに、初稿から最新稿まで一目で把握することも可能で、プロジェクトの進捗管理も容易に行えます。
大量のクリエイティブ制作を行っている現場を対象に設計されており、バナーなどの制作が多い広告代理店や制作会社に多く導入されています。導入者数は1700社、利用者は16万人以上と多くの方のクリエイティブ管理に貢献しています。クラウドサービスの形で提供されることから、契約の翌日にはアカウントが発行されすぐに利用開始できる点も特徴。また、スマートフォンにも対応しており、外出先でのデザインチェックやチャットでの返信ができることから、連絡待ちなどで作業を中断せずスムーズな進行が可能です。
2023年4月現在ではYahoo、LINE、Google、Twitter、FacebookとAPI連携し、クリエイティブごとの配信レポート自動生成が可能に。これまでクリエイティブの効果検証が困難であったバナー、動画、レスポンシブ、カルーセルにも対応の幅が広がっています。
AdFlowは各媒体から自動取得した結果レポートが一覧で見れるため、過去うまくいった広告を即座に抽出し、横展開や代理店の営業ツールとして使用されるようになるでしょう。
AdFlowは2022年6月に月刊『販促会議』※1、『Web Designing』※2にて掲載されました。気になる方はそちらもチェックしてみてください。
※1:日本で唯一の「販売促進」専門誌
※2:プロ・アマ問わず、すべてのWebクリエイターに向け、サイト構築のための基礎知識からデザイン、テクニックなどを紹介している雑誌
AdFlowの利用料金は、利用する機能や利用人数、ストレージの容量、オプションの有無により異なるため、まずは見積もりを取ってみることをおすすめします。制作課題を踏まえた見積もりを提案してくれるでしょう。
引用元:ATOM公式HP
(https://www.atom.tools/top/)
ATOMでは大きく分けて「レポート機能」「数値管理機能」「データ出力機能」の3種類の機能を搭載。「レポート機能」ではWeb広告レポートの作成を自動化することが可能で、提携レポートまたはカスタマイズレポートの形で機能を提供。もし自社にフォーマットがない場合でも、すぐに自動化ができます。
「数値管理機能」は、毎日の進捗管理を行える機能です。媒体の管理画面に行かず、ATOM上で複数のアカウントや媒体の一括管理を行えます。また、予算を超過したり目標が達成できないといった状況が起きた際にメールで通知が行われます。
さらに、ATOMで取得したデータは、「データ出力機能」により出力可能。ExcelやGoogleスプレッドシートなどに対応しています。
ATOMはGoogle Ads、やFacebook広告、Twitter広告などのレポート作成を自動化できるツール。発行するユーザー数に制限なし、ユーザー数による料金の変更もありません。さらに、連携アカウント数についても制限や数による料金の変動もありません。GoogleやYahoo!Japan、Facebook、Twitter、indeed、LINEなどさまざまな媒体との連携を行えるため、これまでかかっていた工数を削減できるでしょう。
さらに2週間の無料トライアルを用意。機能制限なしでATOMの使い勝手を確認した上で導入検討が行えます。標準搭載された定型レポートが157種類と充実していますので自社にあったものを探してみてください・
ATOMの利用料金は、「月額5万円(税不明)〜」となっています。また、広告会社以外が利用する場合には特別プランが用意されているようですので、問い合わせをしてみると良いでしょう。
引用元:Lisket公式HP
(https://lisket.jp/)
Lisketは、広告レポートの自動作成を行うとともに、複数の広告媒体に関する予算進捗を行えるツールです。対応媒体はGoogle広告・Yahoo!広告・Facebook広告・Twitter広告・Instagram広告・YouTube広告。広告配信に伴う実績や結果に関するレポートの作成を自動で行えます。
また、複数の媒体で広告配信を行っている場合でも、1つの画面で配信状況をチェック可能。日々の運用が適切に行われているかどうかを確認できます。
毎月自動でレポートが作成(Excel形式)されることから、広告配信に関する知識があまりない場合でもデータの比較が容易に行える点が特徴といえるでしょう。また、作成されたレポートには利用期限がなく必要な時にいつでもダウンロード可能な点に加えて、レポートの内容は編集可能なのでオリジナルのレポートを作成できます。
さらに、Google広告やYahoo!広告、Facebookなど様々な媒体におけるデータ集計も1つの画面で行えることから、それぞれの媒体の管理画面にアクセスするという手間も省けます。
また、Lisketにはサポートサイトが用意されており、導入後によくある質問や使い方などがまとめられています。例えば「特定のキャンペーンを抽出した上でレポートを作成する方法」など、細かな使い方についても確認できますので、スムーズな導入を行えるのではないでしょうか。
Lisketの利用料金は下記の通りとなっています。
引用元:RALY<公式HP
(https://craly.jp/)
CRALYの機能は「自動レポーティング」「タグ分析」「CSVダウンロード」「レポートフィルタ」「レポートシェア」「クリエイティブ制作依頼」が用意されています。
例えば自動レポーティング機能では、FacebookやTwitter、Instagram、Youtubeなど5媒体からAPIで自動取得を行い、毎日10時にクリエイティブレポートを自動生成します。この生成されたレポートは、CRALYのアカウントを持っているチームメンバーにURLを共有するだけでシェアが可能です。
また、作成されたレポートを分析した結果を参考にブラッシュアップや差し替えをする場合、制作依頼を行える機能を搭載。ワンクリックでクリエイティブを添付したメールを制作チームに送ることができます。
毎日レポートが自動作成されることにより、最新の状況把握可能(FREEプランは2日前までの最新データの更新、有料プランは前日までの最新データが更新)。さらに、レポートを作成する際にレポートフィルタ機能を使用することによって、媒体横断の案件レポートやターゲット別のレポート、差し替え対象の抽出を目的としたレポートなど、ニーズに応じたレポートの作成を自動で行えるようになります。
タグ分析機能があり、クリエイティブに対して任意のタグを設置可能。フィルタリングがスムーズになり探す手間が省けます。
また、導入にあたっては設定した翌日から利用が可能。公式ホームページに基本的な使用方法の動画が掲載されていますので、参考にしてみると良いでしょう。
CRALYの利用料金は下記の通りとなっています。
引用元:AdRepo公式HP
(https://ad-repo.com/)
AdRepoは、広告レポート作成業務の負担削減を目的としたツール。「データ自動集計・加工・出力」「レポートのカスタマイズ」「スプレッドシートを含む豊富な出力」「定期レポートの自動送信」「データの一元管理と可視化」という5つの基本機能から構成されています。
Google広告やYahoo!Japan広告、LINE広告、Twitter広告など、API経由でのデータの取り込みを行い(未対応の媒体は手動でCSVアップロードも可能)、集計、加工してExcelやGoogleスプレッドシート、オンラインレポート、BigQueryといった形で自動出力。作業の自動化が行えます。
AdRepoは接続媒体数が20社以上と多く、出力されるレポートは、クライアントに合わせてカスタマイズするなど柔軟な変更が可能となっています(追加料金なし)。40シート以上の豊富なテンプレートはクライアント様に気に入っていただけることでしょう。また、日時や週次、月次といったタイミングと宛先を指定することによって、担当者やクライアントに対して定期レポートを自動送信でき、送り忘れがなくなる点も特徴といえるでしょう。
さらに、AdRepoで集約した広告データについて前の月との比較や分析などを行える「スマート考察」など、広告代理店にとって便利な機能を搭載している点も特徴となっています。
AdRepoでは、2週間お試しできる無料トライアルを用意。トライアル期間も全ての機能を利用できるため、実際の操作感を体験した上で検討できます。また、無料トライアルにあたっては、ZoomやGoogle Meetを使用したオンライン通話で詳しく説明をしてもらえるのもポイントです。
AdRepoの利用料金は下記の通りとなっています。
引用元:AD EBiS公式HP
(https://www.ebis.ne.jp/)
AD EBiSは、デジタルマーケティング施策に必要な「計測・分析・活用」といった機能をワンパッケージで提供するツールです。
具体的な機能としては、「Webサイトへの流入施策を計測」「わかりやすいレポーティング」「コンバージョンまでの施策の接触フローの可視化」「広告予算の最適化」「施策評価」といった大きく分けて5つの機能が用意されています。
そのほか、広告配信・運用管理やクラウドストレージ、Web接客、アクセス解析など外部連携オプションやLPの最適化、インプレッション計測、カスタマージャーニー分析、アンケートなどの機能も用意されています。
正しく効果測定を行い「勝てるマーケティングの実現」を目指すAD EBiS。適切にデータを取得した上での分析にスピーディーなレポーティングを組み合わせることによって、迅速な意思決定に繋げられるでしょう。 また、Web広告における成果や予算の管理、優先すべき広告がわからないなどのさまざまなお悩みを解決。出稿中の広告データを一画面にまとめて管理できるため、成果やコストなどをもれなく確認することができます。
AD EBiSは最短30分でデータ反映が可能。好きな時に最新のデータを閲覧できるため、より新鮮な情報を提供できます。
また、AD EBiS導入や計測設定の支援、また導入後の活用支援までフォローアップチームによる継続的サポートを受けられる「活用支援プログラム」を用意している点、また初期費用が0円となっていることから導入時の費用が抑えられる点も特徴です。
AD EBiSの利用料金は下記の通りとなっています。
引用元:Shirofune公式HP
(https://shirofune.com/)
Shirofuneは広告運用未経験でもしっかりと運用ができるように開発された「広告運用自動化ツール」です。Google広告やFacebook広告、Twitter広告、LINE広告など、主要な広告媒体に対する新規の広告配信の設定はもちろん、予算管理や運用改善策の提案・実行、さらにレポートの作成や分析までを自動化するための機能が搭載されています。
Shirofuneに対し、広告出稿を希望するサイトのURLやキーワードを入力することにより、高い広告効果が見込めるキーワードの提案も行ってくれるため、キーワードを洗い出すために要していた工数の削減も可能に。さらにキーワードの追加や削除についても簡単に行えます。
Shirofuneの特徴は、何といっても操作が簡単であるという点。搭載されている機能を活用することにより、未経験者でもプロが行っているような広告の運用を行えます。分析や報告用のレポートはボタン1つで作成でき、広告媒体の管理画面のチェックが不要となるため、レポート作成にかかっていた負担も軽減できるでしょう。
Shirofuneには2種類のプランが用意されており、自身で自由に操作しながら運用を行う「セルフプラン(広告主・広告代理店向け)」と、サポート付きで運用できる「サポートプラン(広告主向け)」があり、ニーズによって選択が可能。さらに、広告代理店向けのオプション「Shirofune全社導入プラン」も用意されています。
お試し利用では2か月無料で登録から運用開始まで最短3分で完了。新規で広告配信設定する場合は、登録から運用開始まで最短30分で利用可能といますぐ試すことができます。
Shirofuneの利用料金は下記の通りになっています。
引用元:Vasta公式HP
(https://vasta.tech)
運用業務を自動化する目的で開発されたVestaには、「自動生成レポート機能」「全体管理・共有」「自動アラート」といった機能が搭載されています。
自動生成レポートでは、年齢別やキャンペーン別などのクリエイティブレポートを自動的に生成でき、さらにこのWebレポートを全体で管理することも可能。パートナーやクライアントへの報告に関しても、メールなどさまざまなツールを使用する必要がなく、Vestaのみで完結させられます。
また、自動アラート機能によって配信中の広告について24時間の監視を行ったり自動制御を行ったりすることで、無駄のない運用につなげられるでしょう。
Vestaの導入により期待できるのが、運用業務コストの大幅な削減。これまで手間がかかっていた運用業務を自動化することによって運用者の負担軽減が可能となるでしょう。また、作業を自動化したことによって得られた時間は、さらなる戦略を練る、ディスカッションの時間に充てるなど有意義な活用ができるようになります。
Vestaでは、FacebookやTwitter、Instagram、Yahoo!、LINEなどさまざまな媒体に対応している点も特徴。さらにVestaにより生成されたレポートは前月比を確認でき、デフォルトで利用額や表示回数、クリック数、獲得件数、獲得率、獲得単価といった6つの指標について6ヶ月前まで比較できます。
さらに14日間の無料トライアルが用意されていますので、使い勝手を確認した上で導入できる点も特徴のひとつといえるでしょう。無料トライアルでもフル機能を使い放題です。アカウント数も無制限のためたくさんの人で利用し導入を検討してみましょう。
Vestaの利用料金はホームページに記載されていませんでした。
引用元:SPIDER AF公式HP
(https://jp.spideraf.com)
SPIDER AFとは、デジタル広告において「アドフラウド」と呼ばれる広告詐欺への対策を行えるツールです。
SPIDER AFでは、広告のアドベリフィケーションに加え、ネットワーク事業まで対応します。例えば競合他社や不正ユーザーから広告を自動で守ることができる「ウェブ広告主向けSpider AF」、キャンペーンを狙うアドフラウドを検知する「モバイル広告主向けSpider AF」、アドフラウド検知やデータ分析を行い工数の節約ができる「アドネットワーク事業者向けSpider AF」、不正注文を減らす「不正購入検知サービス」、そして安定したストック収益を確保するための「代理店パートナープラン」など、さまざまなサービスが提供されています。
SPIDER AFの導入により、アドフラウド対策専門家のサポーをト受けながら、質の高いサイトにのみ広告配信を行えるようになります。このことによって、質の低いコンテンツ掲載サイトへの配信からブランドを守る、競合他社からの嫌がらせのクリック、インセンティブを目的とし重複コンバージョンを行うユーザー不正から広告キャンペーンを守ります。不正なクリックをブロックしたことで余った予算を再利用し、さらなる効率的な運用を目指せます。
さらに不正対策はSPIDER AFに任せられるため、より広告効果を上げるための取り組みに時間をかけることができるようになる点も大きなメリット。ブランドイメージを守りながら、広告のターゲットとしている「真の顧客」に対して広告配信ができるようになります。
SPIDER AFの利用料金は、公式ホームページには掲載されていませんでした。