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ZAC(ザック)は、経営(販売・購買・経費・勤怠)管理と、プロジェクト管理(予定表・工数管理・工程管理)を集約したクラウド型ERP。クリエイティブやコンサルティングなどプロジェクト型ビジネス企業向けです。
案件ごとに作業時間を入力すると、プロジェクトごと、作業工程ごとに工数管理を集計できる機能があります。勤怠管理機能と組み合わせることで、ムダな作業を洗い出して削減できます。
予定表や、直近に入力したデータの履歴を一括引用できる機能があり、工数入力の入力ミスを防ぐことが可能。経理機能にも連携しているので、転記や二重記帳などのヌケやモレの心配がありません。
ZACを使うと、プロジェクトごとの人件費や外注費などの原価が集計できます。プロジェクトごとの工数管理機能と連動させて、経費がかかるムダな作業をなくし、クオリティの高い仕事に人を集中させられます。
経理機能はExcelにデータを出力して給与管理にあてる機能がありますが、勘定奉行弥生会計PCA会計などの市販の財務会計システムと連携しているので、システムへの入力の手間がありません。
ZACの承認機能はIPOの条件となる電子申請に対応しています。見積・発注・業務に承認機能を使って、承認ログを組み込み、IPOに適した内部統制を構築できます。
プロジェクト管理と経費管理が1つのツールに集約されているので、プロジェクト別の収支管理が可能。人員配置や調達などを見直して、ムダな工数が増えるのを阻止しています。
プロジェクトのプロジェクト管理画面は、スタッフにも見ることができます。売上や外注費・経費、クリエイター自身の労務費を知ることで、クリエイターは自発的に利益を出せる仕事に集中します。
工程管理機能は見やすいガントチャート方式。スケジュールの日程編集は、ドラッグ&ドロップ操作で行いますが、関連する工程も自動的にされるため、自分で変更して入力ミスなどをすることがありません。
当サイトでは、上記の3項目のほか、ツールによるナレッジ化に関する情報もまとめていますが、Wrikeの公式サイトからはその情報が得られませんでした。
事例01
AZAPAエンジニアリング
「業務の無駄を省き月次の締め処理が2日短縮」
課題01 | 事業規模の拡大により自社で精緻な案件管理が必要になった |
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ツールごとに分断されていた業務管理を一元化したことにより、二重入力や転記といった業務の無駄を削減。月次の締め処理を2日短縮できました。
また案件に売上と原価を紐づけたことで、案件別の精度の高い原価計算がタイムリーに行えるようになりました。
案件の利益率や稼働状況もリアルタイムで確認可能に。利益率の低い案件に対して原因分析や改善対策を早いタイミングで行えます。
年休残数もZACの画面上でできるため、労務担当の負担も軽減されました。
事例02
INSIGHT LAB
「粗利の見える化で受注案件の利益率が向上」
課題01 | 案件別の工数管理が上手に行えず、原価計算のスピードと精度に課題を抱えていた |
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課題02 | 業務管理体制の見直しを行いたかった |
基幹業務を一元管理できるようになったため、データの入力漏れや二重入力が削減。全社共通の業務プロセスが整備され、業務フローの標準化と簡素化が実現しました。
今後人員増加しても耐えうる業務管理体制が構築できています。
経営管理がデータドリブンに変わったことによって案件の粗利が見える化でき、先々を見据えた営業活動が実現。より利益率の高い案件の受注が多くなりました。個々の稼働状況も見える化したため、メンバーの特性に合わせたマネジメントも実現できています。
事例03
AZAPA
「経営判断のスピードと質が向上」
課題01 | 進行中の案件を把握しているのが担当個人だけという属人的な管理になっていた |
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課題02 | 実績の原価や粗利を正確に把握できていなかった |
顧客から見積依頼を受けた段階で案件を登録。案件に開発担当者を個人指名でアサインして予定作業工数を入力すると、担当者別の時間単位作業単価が掛け合わされて原価見積が算出されます。
案件別・工程別の緻密な工数集計が可能になり、原価計算の効率化に繋がっています。案件ごとの利益率や経営数値の見える化ができ、経営判断のスピードと質が向上しました。
メンバーの勤怠状況も見える化されたことで過度な残業を防ぎ、働き方改革にも対応できるようになりました。
事例04
KRI
「ペーパーレス化で年間5,000の書類の削減」
課題01 | プロジェクト進捗情報をタイムリーに把握できていなかった |
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案件の進捗を全てZAC Enterprise上で管理。見込み案件の受注確立を5段階にランク分けして売上予測の精度が向上し、受注前からの案件管理が可能になりました。
見積書発行から受注、売り上げ、請求、入金消込までひとつのシステムで管理するようになったため、決済業務の電子化によるペーパーレス化で年間5,000の書類の削減に成功。稟議承認時間は半分に短縮されました。
ファイル管理機能を併せて利用することで、書類を全てPDF化して案件に紐づけて管理できます。
750社の導入実績
JAL INFOTEC/住友林業情報システム/KEIKYU AD ENTERPRISE/面白法人カヤック/INA/IMJ/太陽有限責任監査法人/SUNNY SIDE UP/PENCIL/EXcorpration/ARTFREAK/東京テアトル株式会社など
懐かしい!昔の会社で使ってました!
— もっぱー (@mopper27af) June 7, 2020
今はZACっていう勤怠管理システムを使ってますねー
未来の売上・利益予測が立つプロジェクト管理ができるZACの使用感ってどうなんでしょう?ウェブの制作会社も結構使っているんよね。これ。http://j.mp/r4IzCk
— 金ちゃん (@knym) July 22, 2011
公式サイトには「システム業・IT業・広告業・クリエイティブ業・イベント業・士業・コンサルティング業の業務を効率化する」と記載がある通り、幅広い業種の効率化を実現してくれます。
幅広い業界に合うものになると、自分の業界でかゆいところに手が届かない可能性もありますので、業界特化のツールがある場合は、そちらを検討するのも良いでしょう。
参照元:ZAC公式HP https://www.oro.com/zac/detail/price.html
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