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保険の内容をわかりやすく伝えるために、クリエイティブに特化した業務管理ツールを導入する企業も増えています。ここでは、生命保険会社でのDX導入事例を紹介します。
若い世代の保険料を半分にして、子育て世代が安心して赤ちゃんを産み育てられる世の中にしたい」という思いをもって、2008年に開業したオンラインの生命保険会社です。
AdFlow はバナーやLP、チラシなどの「広告制作」に特化したグループウェアです。クリエイターズマッチがこれまでに納めた大量の制作業務経験をもとに設計されており、驚くほどの作業効率化とスムースな実績の共有を実現できます。
従来の管理ツールでは、過去に制作されたクリエイティブがしっかりと管理できず、フォルダの奥底にしまわれていたり、担当者の個人フォルダに格納されていたりして新たに制作をするには効率が非常に悪かった側面があります。部門横断で使用する素材などにはアクセス制限がかかっていることも多く、データを取り出すのに時間がかかることもありました。制作素材や制作物の管理、わかりやすい共有を実現する新たな管理ツールの導入が主要課題でした。
そもそもクリエイターズマッチさんにはAdFlow導入以前にLPの制作やADTestなどを既に制作会社としてお願いしていたので、その流れというものはあります。課題解決を模索する中で、AdFlowをご提案いただいたことも導入のポイントです。AdFlowは当時の当社課題を解決する機能を備えていたという点に加え、AdFlowのバージョンアップに対する考え方がフレキシブルであったということが非常に大きかったです。
全く問題なくスムーズに導入できました。AdFlowの定着を確実なものにするために運用マニュアルも作ったのですが、社員の多くが導入後すぐに直感的に操作でき、外部の制作会社や広告代理店の方々との共有もスムーズでした。
最も解決したかった素材管理の部分においては、とにかく探す手間が減りました。従来の管理ツールではなかなか探すことができなかった素材を、AdFlowの場合は素材がタイル状に一覧表示されるので直感的で探しやすくなりました。さらに、ラベルを使って複数条件で探せる点も大きく、業務の効率化に成功しました。
さらに、制作進行の効率化によりPDCAが早く回せるようになったため、バナーのクリック率がアップしました。それまでは、数か月に1回、10本ずつ変えていくというようなペースでしたが、AdFlowを導入してからは最低でも1週間に1本は新規バナーを作れるようになりました。バナー制作本数は導入以前と比較して2、3倍は多く作れるようになりましたね。
また、案件を軸にしてメッセージがまとまることで過去のメールを遡る必要がなくなりました。案件単位でクリエイティブがバージョンも含めて一元管理されているため、メールの添付ファイルを都度開くという手間も減りました。
業界別のテンプレートなどがあると便利ですね。生命保険のクリエイティブというのは募集文書といって、保険業法にのっとり厳格にやってはいけないこと、気をつけねばならないことが決まっています。お客さまの誤認を防ぐというのが最たるもので、そのため、表現には相当の周知が必要です。特定の禁止表現等が自動的に使用不可と判別ができるような機能があるとより一層効率が上がるような気はします。
また、動画のスマートフォンでのプレビュー機能が強化されると嬉しいです。業務効率だけでなく質も向上します。
ツール上でクリエイティブも一元管理でき、修正指示も簡単にできますので、クリエイティブ制作の際に時間がかかってしまっている企業には作業効率は本当に向上しますのでおすすめです。2020年以降に向けて生産性向上に全社的に取り組んでいるのですが、同じようなテーマを持つ企業に対しては、クリエイティブ管理業務における費用対効果の高い仕組みということで、使い勝手も良くおすすめすることができます。
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